学校・企業・地域への予防

防で大切なのは、怖がらせることではなく、対象に合わせ正しい知識を提供し、スキルを獲得してもらうことです。オンブレ・ジャパンでは、次のような予防を行ないます。

社内研修

パッチテストやスクリーニングテストを使った健康増進セミナー、研修など、アルコールの基礎知識、飲酒運転防止、アディクション全般について、オーダーメイドの予防講座を企画します。また飲酒習慣を変える継続支援も承ります。※ASK依存症予防教育アドバイザーを派遣します。

学校予防

小学生から大学生まで。年齢や状況に合わせたアディクション予防教室を企画します。アルコール、薬物などの単体講座や、ユニットを組み合わせた構成も可能です。コミュニケーションやセルフエスティームなどスキルを組み合わせているのも特徴です。※ASK依存症予防教育アドバイザーを派遣します。

地域予防

「リスクの少ないお酒の飲み方」「高齢者の飲酒問題」「アディクション予防」「家族支援」など、テーマに合わせ、地域の研修や予防講演、セミナーなどを企画します。家族教室での講師やグループワークのファシリテーションも承ります。


予防の種類

アディクション予防には、対象に合わせた3つの予防があります。

 

予防の大原則は、年齢や対象、コミュニティに合わせた予防を行なうことです。

 

アルコールや薬物を例に取ると、まだ飲酒や薬物使用を開始していない層や、地域に向けての一般的な予防が「ユニバーサル予防」です。学校で行なわれる薬物乱用防止教育や地域セミナーなどがそれにあたります。アディクションそのものより、心の健康教育がメインになることもあります。

 

一方、飲酒をする機会や薬物使用のリスクが少し高い環境にあったり、すでに飲酒や薬物使用の機会がある層に向けての予防が「セレクティブ予防」です。他の危険行為も合わせ、より具体的な情報やスキル、認知法などを含む予防が必要になってくることもあります。

 

そして、すでに使用経験があったりアディクションの傾向が現われている層に向けての予防が「インディケート予防」です。定期的なセラピーによりアディクションの進行を予防し、生活を整えて発展させていくサポートが必要になることがあります。

 

この他に、飲酒運転防止など企業環境に向けての予防や環境に対する予防もあります。

 

※スペインの「プロジェクト・オンブレ」では、このすべての予防を実施しており、予防を行なえる人材の育成とスキルを提供する「地域予防」を推進しています。